ジュルナル・ドルトグラフ

とにかく自分の趣味やら、日常の出来事やらを書いていこうと思います。三日坊主な所がありますが、そこは、生暖かく見守って下さいm(_)m

盤上の戯れ その2

ええと、お待たせしましたm(_)m(お待ちしている方がいらっしゃるかどうか分かりませんが・・・爆)
天馬博士×カトウの小説です。
キャラが崩壊しています。
いろいろ捏造しています。
それでも大丈夫な方は追記からどうぞ。
「入れ。」逡巡し、ようやく言葉を発した天馬は、白いタオルをつかむと、入ってきたカトウの頭に被せた。
「今、風呂に湯を入れる。それまで動くな。」そう言い放つと住居スペースにあるシャワールームに入り、風呂を沸かし始めた。
――ドクター・カトウ。
風呂桶に水が溜まってゆく様を眺めながら、天馬は過去を回想した。
彼と初めて会ったのは、数年前。
大学院を卒業し、入省したカトウは、物静かではあるが、化学や工学に通じ、若いながら頭が切れる男だった。
その知識と技術を買い、天馬は自分のプロジェクトにカトウを引き入れたこともあった。
こちらの求める以上のものをもたらし、成功を収め、そのプロジェクトが終わった後も、会えば親しく話をした。気づけば、自分の息子とお茶の水博士以外、認めた人間の内に入った。

最も、付き合いはそれだけに至らなかったが――

だからそれで、カトウを受け入れたわけではない。ただ、あのまま雨空の下に放って置けば、余計に面倒なことになるかもしれない。ならば、雨が止むか、彼の服が乾くのを待った方が良い。それが得策だと思った故の行動である。
それ以外の他意はない。無いのだ――
水位がせり上がっていく様子を眺めながら、天馬はなぜか自分にそう言い聞かせた。

湯が十分に溜まり、天馬はカトウに入るよう促した。犬型ロボットを興味深そうに見下ろしていたカトウは素直に従い、シャワールームへ向かう。天馬はその後姿を見送り、犬型ロボットを充電装置へ向かわせた。

「ありがとうございました。」
数十分後、カトウは風呂から上がった。用意された紺の浴衣を身に着け、サングラスは外されているので、髪と同じ緑色の目がさらされている。湯上りなので、陶磁器の如き白い肌が、ほんのり上気している。
「先に頂いて恐れ入ります。お湯は始末しましょうか?」
「いや。私も入る。今日は研究は仕舞いだしな。」
「何かお手伝いできることは・・・」
「何もない。私が上がるまでは・・・」
「何も触るな、ですね。お待ちしております。」
カトウの返事を聞き、天馬はシャワールームへと向かう。
後に残されたカトウは、部屋を見回し、ある物を見つけた。
そして――

天馬が風呂から上がって部屋に戻ると、カトウは椅子に座っていた。顎に指を当て、視線を下に向けている。何かに集中しているのか、身動き一つしない。人形のようだ。視線の先を良く見てみると、小型のテーブルの上のチェス盤に注がれていることが分かった。盤上にはチェスの駒が数個立っている。微動だにせずにいる人物とチェス。その二つから、ある物を連想させた天馬はぽつりと呟いた。
「《ターク》のようだな・・・」
呟いた声に反応した人形が面を上げ、人間に戻った。天馬の言葉に首を傾げて見せると、天馬は「フォン・ケンペレンが作ったロボット、古い言い方をすればオートマトン。自動人形だ。」と述べた。
ああ、とカトウは合点が入ったように頷き、「《トルコ人》―チェス指し人形のことですね・・・?」と聞くと天馬は頷いた。

【続く】




まだ続きますが、ここまで(中途半端ですみませんorz)
天馬博士がちょっとツンデレっぽい・・・←
ここまでお読みくださりありがとうございましたm(_)m
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